マリオットのポイントを第三者に移行(譲渡)できることをご存じでしょうか?
中途半端なポイントを家族の口座に移行してまとめたり、あと少しポイントが足りないときに譲渡してもらうことができます。1ヶ所にポイントを集約できるとても便利なシステムです。
本記事では「家族や友人からポイントを移行(譲渡)する」方法を詳しくご紹介します。
ポイント譲渡のルール
譲渡(移行)するには、以下4つのルールがあります。
- 移行元、移行先のマリオットアカウントが開設後60日以上経過していること
- ポイントの譲渡は年間100,000ポイントまで
- ポイントの受取は年間500,000ポイントまで
- 1,000ポイント単位での移行
ポイント譲渡方法
ポイントの譲渡は無料で行うことができます。
譲渡方法はとても簡単です。
- 譲渡する人がマリオットデスクへ電話する
- 譲渡される人の会員番号とフルネーム(個人情報)が必要
- 譲渡できるポイントは、1,000ポイント単位、年間100,000ポイントまで
- 一般会員:0120-925-659
- ゴールド会員:0120-925-759
- プラチナ・チタン会員:0120-925-958
2021年6月に移行した際には、移行先との関係を特に聞かれることもなく、5分ほどで手続きが完了しました。
手続き完了後、即時移行先のアカウントにポイントが加算されました。
余談ですが、2019年度にポイント移行をした際にはレアな質問をされました。
夫のアカウントから私のアカウントにポイントを移行したときのことです。
夫がデスクへ電話をしました。
デスクからは、私の会員番号と携帯電話番号、さらに私のアカウントのポイント残数を聞かれました。
電話口に一緒にいたのですぐ質問に答えられましたが、なかなかレアな質問ですよね・・・
(直近に宿泊したホテル名を聞かれたこともあります)
最近はこのような細かい質問はされません。
ポイント譲渡のメリット
メリットはなんといっても、ポイントを1ヶ所に集約できるということに尽きます。
例えば、夫婦のアカウントで中途半端に残っているポイントをどちらかに移行して、集約したアカウントでマリオット系ホテルの無料宿泊に利用したり、マイルへ交換することができます。
ホテルのポイントやエアラインのマイルは、使えるほど貯まる前に有効期限がきてしまうこともしばしばありますので、ポイントを無駄にせず、集約できるのは大きなメリットです。
私はポイント移行を何度かしていますが、移行した理由は以下の通りです。
- 夫のアカウントの中途半端なポイントを私のアカウントに集約した。
(当時、夫はマリオットユーザーでなかったためにポイントがほとんど貯まらなかったので) - 母のアカウント、私のアカウントのポイントを夫のアカウントに移行した。
(夫のアカウントで大量ポイントが必要となったため)
2.の夫のアカウントに大量ポイントを移行した理由は、チタン会員になった夫名義でポイント無料宿泊の予約をしたからです。
マリオットでは、4泊分のポイント宿泊で5泊宿泊することができます。
予約したホテルは、1泊80,000ポイントが必要ですので、1泊無料はとてもお得です。
(8万ポイント節約できたことになります)
しかし、4泊分のポイント宿泊には32万ポイントの大量ポイントが必要となり、ポイントをかき集めなくてはいけませんでした・・・
そこで、私から移行最大限の10万ポイント、母のアカウント残高全ての8万ポイント、計18万ポイントを夫のアカウントへ移行しました。夫側は50万ポイントまで受け取ることができます。
ポイントをかき集められるだけ集めましたが、それでもまだポイントが足りないので・・・
足りない分はSPGアメックスカードを利用して、カード利用分のポイント加算で賄いました。
マリオットポイントの良さは、ホテル宿泊だけでなく、ポイント移行やクレジットカード利用でもポイントが貯まる点です。
ポイント宿泊予約ルール変更
マリオットのポイント宿泊予約は、予約時にポイントがなくても(足らなくても)予約することができました(ポイントアドバンス)
そして、宿泊の2週間前までに必要ポイントを準備すればOKでした。
しかし、2021年5月に一部のルールが変更となりました。
変更点は、予約後60日後までに必要ポイント数を用意しないと自動的にキャンセルされてしまうのです。
(今までのルールが緩すぎました・・・)
よって、大量ポイントを集めるのに苦労しました(笑)
私から夫へは、2021年に既に10万ポイントを譲渡してしまいましたので、年明け2022年になればさらに10万ポイントの移行をすることができます。
終わりに
マリオットポイントの譲渡システムはとても便利で、中途半端なポイントを無駄にすることなく、1ヶ所に集約することができます。家族のみならず、友人(第三者)も可なのはとてもありがたいルールです。
1つのアカウントにポイントを集約して、無料宿泊に使うもよし、マイルに移行して特典航空券を発券するのもよし、旅行大好き人間には有り難い特典です。