ふるさと納税を利用してから早7年が経過しました。
最初は「さとふる」を利用していましたが、2020年からは「楽天ふるさと」納税を利用しています。
本記事では、楽天ふるさと納税のはじめ方、夫名義で納税した際の注意点、またマイルや楽天ポイントが貯まる方法をご紹介します。
Contents
ふるさと納税とは
ざっくり言いますと、給与天引きされる所得税や住民税を前払いして、見返りとして返礼品をもらうことです。
年収に応じて寄付上限額が決まっています。
詳しくは総務省のふるさと納税サイトをご参照ください。
例えば、寄付上限額が10万円の場合、1万円X10回、2万円X5回などの寄付ができます。
返礼品は1,000円からありますので、回数が多くても良いですし、10万円を1回寄付してもOKです。
締切が1月10日頃の為、年末に寄付した場合、申請書の到着が間に合わないというリスクもあります。
ワンストップ特例制度と確定申告では、控除対象が異なります。
確定申告をした場合は、所得税分が還付されます(口座振込)
ワンストップ特例制度の場合は、毎月支払う住民税からの控除という形で還元されます。
どちらを利用しても、控除上限額に達しない限りは、控除額に差はありません。
住宅ローンがある方は残高によって、ワンストップ特例制度を利用したほうがお得なケースがあります。
楽天ふるさと納税 始める前に
楽天IDを持っている方なら楽天ふるさと納税を簡単に始めることができます。
通常お買い物する楽天市場にログイン> グループ>ふるさと納税(ふるさと納税サイトになります)
寄付上限額を設定する
ふるさと納税の対象期間は、1/1~12/31までの1年間となります。
ふるさと納税を始める際には、まず寄付金額(寄付上限額)を把握します。
上限ギリギリまで納税をすれば、最大限の節税ができます。
各ふるさと納税サイトでは、ざっくり or 詳細にシュミレーションすることができます。
シュミレーション時に必要なのものは、職場から発行される「源泉徴収票」です。
多くの企業では、前年12月の給料日にその年の「源泉徴収票」が発行されます。
(2022年12月に2022年度の源泉徴収票が発行されることが多い)
しかしながら、夫の職場もですが・・・一部の企業では翌1月に源泉徴収票が発行されることもあります。
(後述しますが、この場合調整が難しくなります)
最初の寄付金額の設定は、現在手元にある源泉徴収票の数字を元に以下赤枠のシュミレーターから寄付限度額を設定します。
(例えば、2023年に初めてふるさと納税を行う場合は、2022年の源泉徴収票の金額でOKです)
こちらはあくまで「参考」程度に思ってください。
なぜなら、前年の収入(源泉徴収票)から算出した金額です。
今年の収入に増減があった場合、この寄付上限額は変動します(年末に調整します)
マイページの見方
楽天ふるさと納税サイト>マイページをクリック
マイページでは、寄付履歴や設定した寄付上限額の残額(あといくら寄付できるか)などを確認することができます。
他社で納税した場合
以前は「さとふる」と「楽天ふるさと納税」の2サイトを利用していました。
両社とも他社で寄付した金額を管理することができます。
他社で納税分を登録する
楽天ふるさと納税>マイページ>「寄付履歴の追加・確認」をクリック
「楽天以外での寄付の追加」をクリック
「自治体名」「金額」を入力して「保存する」をクリック
※メモ欄は必要に応じて入力してください。
上記の通り登録すると、マイページで表示される「合計金額」には他社分のふるさと納税も含まれます。
詳細を確認する場合、「寄付履歴一覧」から「楽天以外」を選ぶと登録した他社のふるさと納税が表示されます。
そもそも、なぜ複数のふるさと納税サイトを利用するのか?
大きな自治体は複数のふるさと納税サイトに出店していますが、1つのサイトに絞って出店している自治体もあります。
どうしてもこの返礼品が欲しい!というときは、その返礼品を扱っている自治体に寄付するしかありません。
例えば、普段は「楽天ふるさと納税」を利用しているけど、欲しい返礼品は「さとふる」にしか出店していなければ「さとふる」を利用するというわけです。
我が家の場合、その時々キャンペーンなどで、ポイントが沢山貯まる方を利用することもあります。
例えば、「さとふる」では、JAL経由でポイントが3倍貯まるキャンペーンがあります。
我が家はJALマイルを貯めているので、楽天ポイントと比較してJALマイルが沢山貯まるときは「さとふる」を利用します。
このようにその時々で利用するサイトを変更しています。
寄付上限金額が少ない場合は、1つのふるさと納税サイトに絞り、ワンストップ特例制度(5自治体まで)を利用するのがシンプルで良いと思います。
しかしながら、5自治体以上に寄付する際に必要となる確定申告はとても簡単です。
もし確定申告を躊躇して5自治体に絞っているのであれば、是非複数の自治体や他ふるさと納税サイトと併用してみてください。
返礼品の幅が広がりますよ。
お気に入り商品に追加する
おすすめのやり方は、気になった返礼品をチェックしておき、「お気に入り商品」に追加しておきます。
楽天市場の検索バーから検索することができます。
(楽天ふるさと納税と楽天市場は同じサイトとなりますので、楽天市場で検索してOK)
例えば、りんごの返礼品を探したいときは「りんご ふるさと納税」と検索するとヒットします。
ふるさと納税の「りんご」が沢山表示されますので、この中から自分の好みのものを選びます。
(ここで「☆お気に入り」に登録しておくと便利です)
普通の買い物でも、レビュー評価ではなく「レビュー件数」を参考にします。
評価は5件でも、★5つですと上位に上がってきてしまいます。
「レビュー件数」にしておくと、沢山の口コミ評価を参考にできます。
さらに、口コミを参照するときは、良い口コミでなく「3」以下の口コミを参考にします。
- 「値段」で並び替えをすることもできるので、金額調整の際には便利です。
- 「配送時期」もチェック(すぐに欲しい場合、予約など)
- 自宅用なら「訳あり」も検討します。
好みの返礼品を見つけ、「☆お気に入り商品」をクリックすると
楽天トップ画面の「☆お気に入り」に保存されます。
ANAマイルやモッピーポイントを貯める方法
直接楽天ふるさと納税に寄付するより、ひと手間かけると航空会社のマイルやポイントサイトのポイントを貯めることができます。
マイルやポイントに興味がない方は、次の項目をご参照ください。
ANAマイルを貯める
ANAサイトにログイン>ANAマイレージクラブ>マイルを貯める>日常で貯める(ショッピング)>マイレージモールをクリック
「同意する」をクリック
ショップ一覧>「楽天市場」をクリック
赤枠の注意事項の通り、先に買い物かごに入れたものはマイル積算の対象外となります。
ANAサイトを経由→楽天市場のサイトへ移動→買い物かごに入れて購入したものが対象です!!
例:1万円のふるさと納税をすると「50マイル」貯まります。
貯まるマイル数は少ないですが、サイトを通すだけでマイルが貯まります。ちりつもです!!
ポイントサイトのポイントを貯める
様々なポイントサイトがありますが、私が愛用している「モッピー」を経由した方法をご紹介します。
モッピー>楽天ふるさと納税
「楽天ふるさと納税」をクリック
「POINT GET」をクリック(下方に注意事項が記載されていますのご確認ください)
楽天ふるさと納税トップ画面に切り替わります。その後はANAと同じ方法で購入します。
通常の楽天市場のお買い物もモッピーを経由すると購入額の「1%」のポイントが貯まります。
1万円のふるさと納税をすると「100ポイント」貯まります。ちりつもですよ(笑)
モッピーで貯まったポイントは現金で引き出すこともできますし、JALやANAマイルに交換することもできます。
(キャンペーンを利用して高レートでマイルに交換することも可能)
モッピーに初めて登録する方はこちらのアイコンから登録すると、5,000P以上の利用でなんと「2,000P」をゲットすることができます。
ANAやモッピーを通すと1万円のふるさと納税で「50マイル」か「100ポイント」を獲得することができます。
楽天ふるさと納税のやり方
では、実際にふるさと納税を始めましょう。
ANAやモッピーサイトを経由した場合、経由後楽天ふるさと納税(もしくは楽天市場)の画面からスタートします。
経由しない場合、直接楽天ふるさと納税(もしくは楽天市場)からスタートします。
上記お気に入りに登録した返礼品に寄付します。
例:和歌山県のみかん
自治体によって項目は様々ですが、確認事項を選択して購入に進みます。
- ①注文者情報は住民票情報とみなす⇒ 理解した
- ②寄付金の用途⇒ 好みのものを選択
- ③在住者は対象外⇒ 理解した(在住していない自治体を選ばないといけません)
- 楽天会員情報と注文者情報が一致しない場合、電子データ版の寄附金証明書は使用できません。⇒ 理解した
(※詳しくは後述)
・
楽天ふるさと納税 注意点 注文者情報と住民票情報
「楽天ふるさと納税」では、注文者情報と住民票情報が一致していなくてはなりません。
すなわち、控除したい人=注文者情報=住民票情報 となるわけです。
例えば、夫の収入から控除したいが、妻の楽天アカウントから寄付する場合は注意が必要です。
- お届け先:自宅以外でもOK
- 注文者情報:夫の名前に手入力で修正が必要
- 支払い方法:夫名義のクレジットカードを選択
お届け先:どこでもOK。実家に送るなど都度配送先を指定できます。
注文者情報:必ず控除したい人の名前に上書きが必要です(夫名)
支払い方法:ついついポイントが貯まる自分の楽天カードを選択しがちですが、夫名義のクレジットカードを選択してください。
ひと手間必要となりますが、これを忘れるとふるさと納税に寄付しただけの人になりますので、要注意です。
寄付金額の調整(年末)
ふるさと納税で設定している寄付金額は「前年度」の年収となりますので、今年年収が増えれば寄付金額も増え、年収が減れば寄付金額も減ることになります。
前年度の寄付上限額のまま寄付すると
- 年収が減った場合:寄付損となる
- 年収が増えた場合:最大限節税を利用できない
これらを回避するためには、年末に寄付金額を調整することをおすすめします。
12月中に源泉徴収票を入手できる方は、設定した年収と今年の年収を比べて、寄付金額を調整することができます。
年収が増えた場合は、12月にかけこみで追加寄付すれば良いのです。
しかしながら、我が家のように翌年1月にならないと源泉徴収票を入手できない場合は調整が非常に難しいです。
年収が増えた場合は、節税を最大限利用できませんし、減った場合は「寄付しただけの人」になってしまいます。
我が家の場合、12月まで寄付枠を少し残しておきます。
月収はほぼ変動がないので、賞与部分の増減に注視し、最終的に12月に寄付金額を調整しています。
私のようなザルな性格の人間にはこの作業は賭けのようなものです(笑)
年明け源泉徴収票を入手するまではドキドキです・・・
楽天ふるさと納税のメリット
なんといってもポイントがざくざく貯まること!!に尽きます。
楽天では、月に1-2回お買い物マラソン、年に数回スーパーセールを行っています。
お買い物マラソンは1,000円以上の商品を10店舗買い回りするとポイントが10倍になるというもの。
これにはふるさと納税も含まれるわけです。
貯まるポイントには上限がありますが、以下を参考にしてください。
10店舗の場合:
税抜き:77,880円
税込み:85,580円
例えば、日用品などを7店舗買い、残り3店舗をふるさと納税にします
すると10店舗買い回りクリアとなり、全ての購入分がポイント10倍になります。
無理に買い物するのは本末転倒ですが、あと1店舗なら1,000円ふるさと納税や1,000円ぽっきり商品を楽天で購入するのもアリです。
またもしApple製品を購入する予定がある方は「Apple Gift Card」の購入もおすすめ。
Appleは定価販売のため、値引きされることはまずありません。
しかし、楽天市場のApple公式サイトで販売されているギフトカードにも楽天ポイントが加算されます。
私は定期的にiPhoneを買い替えしているので、お買い物マラソン時の購入上限残額は全てギフトカードを購入しています。
初回は1万円分しか購入できませんが、45日以降は10万円まで購入することができます。
1,000円から購入可能なので、上限までの調整として購入しています。
例えば、2万円の購入で2,400ポイントほどつくので、実質17,600円でApple Gift Cardを購入したことになります。
お買い物マラソンに毎回参加するのは大変ですが、たまにまとめて購入して10店舗クリアするのは効率が良いです。
前出でご紹介したANAサイト経由、モッピーを経由すれば、楽天ポイント+マイルやモッピーポイントの二重取りができるというわけです。
続きまして、楽天ふるさと納税のおすすめ返礼品をご紹介します。